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称名寺の幽霊
枡形にある称名寺が天満宮のそばにあった頃、参拝帰りの三人組が居た。
中の一人が足をつかまれて動けん、助けてくれというと恐怖に駆られた二人は走り去ってしまった。
仕方なしに足をつかんでいるものを川中から引き上げると青白い顔にやせ衰えた髪の長い女だった。
豆腐屋の女房だったが、子供を二人残してみまかったのだという。
後添えが子供を折檻し、煮え湯をかけたりやけ火箸をあてたりするものだから、生傷が耐えないのだという。
それで、西唐人町の家に入ろうとすると、御札があって入れない、どうか御札を外してくださいとお願いされた。
男は承知して御札を外すと女は家に入っていった。
まもなく、ギャーッという叫びが聞こえ、男が家に入ると後妻は上半身焼き鏝で、下半身はぐらつくお湯をかけられ死んでおった。
めったに御札は外してはいけないという言い伝えだ。
***
天満宮の対岸、天神橋の西側、西唐人町に豆腐屋があり、これは江戸時代の話と思われる。
豆腐屋が豊臣秀吉の時代に強制連行をしてきた朝鮮人の子孫である可能性が高いのだが、だんだんに日本社会に溶け込んできた頃の話ではないかと思われる。
この幽霊話は7月27日に鏡川「土佐の宵祭」での怪談話小屋で聞いた話だ。
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