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「シンセタリョン(身世打鈴)」
−それは朝鮮語で身をよじりながらみずからの事を語る仕草「身の上話」ー。
敗戦から60年余り、日本に強制連行されてきていた朝鮮人たちも、1世たちは高齢化している。
帰国問題や生活の不安定にさいなまれ、日本当局とGHQの抑圧に苦しみ、真の会報は来なかった。
彼らは奪われた民族の言葉や文化、歴史を取り戻すために、民族教育を始めた。
この本は、2004年、愛媛県で行われた朝鮮問題連続市民講座「在日朝鮮人一世たちが語るシンセタリョン」愛媛県に住む7人の在日朝鮮人1世たちが、「民族教育」をテーマに、過去の経験を語っている。
異郷の地・日本で差別と蔑みに苦しみながら、民族の誇りを守るためにたたかってきた在日朝鮮人1世たちの声に、耳を傾けることが早急に必要ではないか。
名田隆司 編著 文芸社・1260円、電話 03・5369・2299
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