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9月6日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ


日清食品は5日、2008年1月1日出荷分から即席の袋めん、カップめん製品の大半の希望小売価格を7〜10%値上げすると発表した。主力の「カップヌードル」シリーズが155円から170円(税別)になるなど、各商品とも15円前後値上げする。値上げは17年ぶり。主原料の小麦価格の高騰に加えて、パーム油など原料価格の上昇が長期的に続くと判断、コストダウンなどの企業努力だけでは吸収できなとし、値上げに踏み切る。

値上げの最大の要因が小麦相場の高騰。米シカゴ商品取引所では4日、過去最高値を上回る1ブッシェル(約27キロ)=8ドルを記録した。日清食品以外にも、製粉会社が業務用小麦粉の値上げを検討しており、パンや菓子など小麦粉を使うメーカー各社も製品値上げに動く見通しだ。

小麦相場は、2005年は1ブッシェル=3ドル台で推移していたが、世界的な需要拡大を受け06年夏ごろから上昇。生産地の豪州が干魃(かんばつ)に見舞われた06年秋には5ドルを突破した。豪州に加えてウクライナなどの生産国も干魃の被害を受け、欧州の小麦が不作だったことが影響し、今年6月ごろから上げ足が早まっていた。

相場上昇を受け、農林水産省は4月、輸入小麦引き渡し価格を24年ぶりとなる1・3%値上げを実施したのに続き、先月24日には10月から10%値上げすると発表した。これを受け、製粉最大手の日清製粉グループ本社は、業務用小麦粉の値上げ幅や時期の検討を進めている。森永製菓は「コストダウンなど内部努力だけでは吸収できない」(広報・IR部)ことから、値上げの検討に入ったという。

各社は「値上げの要因は小麦だけではない」と声をそろえる。バイオエタノールの需要拡大や中国などでの消費が増大を背景に、大豆やトウモロコシ、乳、油脂といった原材料価格が軒並み高騰。原油価格高騰で輸送費や包装資材も上がっている。すでに、マヨネーズやチーズ、食用油、冷凍食品、オレンジジュース、焼酎などが相次ぎ値上げされているが、小麦価格の上昇で主食ともなるパンやめん類の価格も上がれば、家計には大きな打撃となる。


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