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10月25日19時17分配信 毎日新聞
社会保険庁は25日の参院厚生労働委員会で、生年月日の日付を丸めて入力した年金記録が多数存在することを明らかにした。1〜9日を「1日」、10〜19日を「10日」、20〜29日を「20日」、30、31日を「30日」と入力しており、1963〜66年度に就・転職した人や国民年金に加入した人の大半の記録に該当するという。生年月日は記録の持ち主を特定する情報の一つで、宙に浮く5000万件の記録を生んだ一因とみられる。
民主党の蓮舫氏の指摘に社保庁が全国調査を始めたことを認めた。524万件の名前が入力されていない記録を調べる過程で判明した。団塊の世代が就職した時期に集中しており、影響は数十万人に及ぶ可能性がある。
政府は宙に浮く記録の姓名、生年月日、性別を持ち主の分かっている記録と照合し、持ち主を割り出していく方針。社保庁が照合用に開発した新プログラムは、生年月日が1日ずれていても同一人と判断できるようになったが、2日以上違っていれば依然検索から漏れる。
問題が起きた時期はコンピューターの切り替え時と重なっており、社保庁はプログラムのミスにより、生年月日を丸めてしまった可能性を認めた。【吉田啓志】
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