薬害

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11月1日1時43分配信 毎日新聞


ウイルスに汚染された血液製剤フィブリノゲンなどでC型肝炎に感染した患者らが国や製薬会社を訴えた薬害C型肝炎訴訟で福田康夫首相は31日、「今までの経緯を見ていて、政府に責任がないというわけにはいかないと私は思っている」と述べ、首相として国の責任を初めて認めた。舛添要一厚生労働相は同日の衆院厚労委員会で、フィブリノゲンだけでなく別の血液製剤クリスマシンで感染した患者も含めて薬害肝炎訴訟を全面解決する意向を示した。

福田首相は「政府もそれなりの責任というものを十分感じながらやるということで、一生懸命やっている」と述べ、問題の解決に向けて前向きな姿勢を示した。

舛添厚労相はこの日の厚労委で原告側が和解条件に挙げている「法的責任を認めた上での謝罪」について「カネ(和解金)だけで解決するとは思っていない」と述べ、謝罪に前向きな姿勢を示した。しかし福田首相は謝罪については「いろいろな議論を踏まえた上で判断すべきだ」と述べるにとどめた。

同訴訟の原告には、旧ミドリ十字(現・田辺三菱製薬)が製造販売したクリスマシンなど第9因子製剤による感染者もいる。これまで5地裁で出た司法判断の中で、同製剤を巡る国の法的責任を認めた判決は1地裁だけだったが、舛添厚労相は製剤による切り離しはしない方針を明確にした。

舛添厚労相はまた、80年以降にフィブリノゲンが投与されたと推定される約28万人への対策として、無料でウイルス検査を受けられる体制整備を急ぐほか、04年12月に公表した約7000の納入先医療機関名を新聞などを通して再公表する考えを示した。

政府・与党は全国5カ所で係争中の薬害肝炎訴訟について和解に応じ、政府声明の形で患者救済策をP打ち出すことを決めている。インターフェロン治療費助成は救済策の柱として来年度予算に盛り込まれる見通しだ。

町村信孝官房長官も同日の記者会見で、B・C型肝炎患者の救済策として「国の責任においてやるべきこともあるだろう」と述べ、インターフェロン治療に対する公費助成などに前向きな姿勢を示した。【近藤大介、清水健二】


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