科学

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2008年1月10日/HealthDayNews


人工甘味料のソルビトール(糖アルコール)を含むシュガーレスガムを大量にかむと、下痢を引き起こし、体重が激減する可能性のあることが、ドイツの研究者らによって示され、英国医師会誌「British Medical Journal(BMJ)」1月12日号で報告された。 

ドイツ、フンボルトHumboldt大学(ベルリン)内科学教授のHerbert Lochs博士とベルリン大学のJuergen Bauditz博士らは、下痢によって体重がそれぞれ約11kg、約21kg減少した21歳女性と46歳男性の2症例を紹介。両患者とも1日10回以上トイレに行き、詳細な臨床検査および理学的検査が行われたが、原因は不明であった。

食習慣について尋ねて初めて、女性がソルビトール入りのチューインガムを1日15〜20本、ソルビトールを最大20g摂取し、男性はチューインガムを20本と、人口甘味料を使ったキャンディーを1日最大200g摂取していることが判明。ソルビトールの過剰摂取と下痢のリスクとの関連性は以前から知られていることから、原因が特定された。

ガムをやめた後は両者とも、便通が1日1回となり、女性は1年で体重が約6.8kg、男性は6カ月で約5kg増加した。Loch氏によれば、ソルビトールの安全な摂取量については研究中で、結論はまだ出ていないという。米国食品医薬品局(FDA)では、下痢のリスクは1日50g以上のソルビトール摂取と関連するとしている。

米クリーブランド・クリニック医学部(オハイオ州)教授のBret Lashner博士は「米国でガムやキャンディーによく使用されるアスパルテームaspartame(商品名:ニュートラスイートNutraSweet、日本ではパルスイート)やサッカリンは安全だが、ソルビトールは安全でないため表示に注意し、ガムをかむ習慣のある下痢患者は、医師に報告したほうがよい」と述べている。


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