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1月28日8時1分配信 産経新聞
関西財界は、実質的に与党候補である橋下徹氏の当選に胸をなでおろし、歓迎と期待のコメントを寄せた。関西財界にとっては地元経済活性化に向けて取り組まなければならない課題は多く、与党との二人三脚が不可欠だからだ。しかし財界内には、橋下氏の知事としての力量について、疑問視する声がくすぶる。
「当選を心からお祝い申し上げる。元気な大阪の実現にかける熱意が府民の共感を勝ち取った」
関西経済連合会の下妻博会長(住友金属工業会長)は、橋下新知事誕生にこう拍手を送った。関西広域機構の秋山喜久会長(関西電力相談役)も「若さとバイタリティーを生かして大阪、ひいては関西地域の発展に大いに頑張っていただきたい」と期待を表明した。
しかしこれまで、関西財界の橋下氏への評価は高いとはいえなかった。「一度は不出馬を公言しながら、数日後にはあっさりと前言を撤回するなど優柔不断」(ある財界幹部)など批判的な声が多かった。
これまで関西財界は与党(自民)の推薦候補を無条件に支援してきた。しかし今回、下妻会長は「財界はニュートラル」と表明、「中立」のスタンスをとった。
こうしたことから関西財界内には橋下新知事との関係を不安視する声も出ている。
大阪商工会議所の野村明雄会頭(大阪ガス会長)は当選を祝う談話の中で「産業振興策の立案、推進における府の役割は極めて大きいという自覚と責任を改めて認識いただきたい」とクギをさした。
財界と知事の距離が当面の注目点になりそうだ。
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