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6月2日12時2分配信 毎日新聞
自転車の通行区分見直しや自動車の全席シートベルト着用義務化が盛り込まれた改正道路交通法が1日、施行された。県内では県警の警察官が路上や高速道路のサービスエリアなどで県民に理解を呼び掛けた。県警は「改正点の徹底で事故の更なる減少を」と意欲を見せているが、市民からは交通安全対策の強化を評価する意見がある一方で、細かい規制に戸惑う声も聞かれた。【吉住遊、写真も】
「自転車の乗り方が変わります」
1日午前、横浜市南区の横浜橋商店街前の歩道では南署員ら約30人が改正点について説明するパンフレットを配った。買い物客らの反応はさまざま。会社員の西川利美さん(36)は日ごろから長男薫君(6)にヘルメットをかぶらせて自転車に乗せている。「子供は自転車に乗り始めたばかりだし、みんなが安全に気を配るのはいいこと」と笑顔を見せた。
一方、歩道での自転車通行はこれまでも事実上、常態化している。ある主婦(28)は「どこが変わったか分からない」と困惑顔だった。
自転車に関する改正点は▽13歳未満の子供や70歳以上の高齢者らは歩道走行可▽信号機のある横断歩道の走行可▽13歳未満の子供にヘルメットの着用努力――など。県警によると、昨年県内で自転車が絡んだ事故は1万1263件。02年をピークに減少傾向にあるが、事故全体の2割強を占め比率は高まっているという。
県警交通部幹部は「事故の総数を減らすためには、自転車事故を減らさなければ。改正を機に自転車マナーの向上を図りたい」と話す。県警は1日、県内の全54署の署員約440人を街頭に出し、周知を呼び掛けた。
シートベルトの全席着用の義務化については、県警高速隊が東名高速道の海老名SA(海老名市)などで注意を呼びかけ、後部座席のシートベルトを着用していない人が乗っていた車の運転手47人を指導した。
ただ、「全席」の義務化には戸惑いも。静岡から高速バスに乗ってきたという会社員、佐藤静夫さん(38)は「バスに乗ったときシートベルトを着用をお願いするアナウンスがあった。ベルトは締めたが違和感を感じた」と苦笑いを浮かべた。
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