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8月15日21時7分配信 産経新聞


平城遷都1300年の平成22年元日まであと500日となる今月19日に披露される遷都1300年祭のマスコットキャラクター「せんとくん」の着ぐるみが、デビュー前から引っ張りだこになっている。「話題のキャラをわがイベントに」と、官民からオファーが殺到。同祭の事業協会によると、15日現在で44件に達し、中には来年夏の予約もあるという。独特の風貌に賛否が飛び交い、対抗キャラまで登場したが、抜群の知名度が人気となっているようで、同協会は「反響は驚くほど大きい」と喜んでいる。

事業協会によると、最初に着ぐるみのオファーがあったのは、製作の詳細がまだ決まっていない5月ごろ。その後、県内の市町村やイベントを企画する民間団体などから申し込みが相次ぎ、貸し出し希望時期も19日のデビュー直後から来年夏までさまざまだという。

同協会は「できるだけ積極的に参加していきたい」と前向きな姿勢だが、問題はせんとくんのスケジュール管理。イベントの多い秋には休日に予約が重なり、最大で1日4件の参加依頼がある。このため、着ぐるみの運用方法について、国宝・彦根城築城400年祭(平成19年)の「ひこにゃん」や、のじぎく兵庫国体(18年)の「はばタン」など「“先輩”の事例を参考に勉強している」という。

一方、オファーを出した各団体は、せんとくん効果に大きな期待を寄せている。このうち、今月24日に開かれる全国金魚すくい選手権大会に招致した奈良県大和郡山市は「せんとくんは全国的な発信力があり、地元の知名度アップにも役立つ。大会に参加して、子供たちと触れ合ってもらえれば」と心待ちにしている。

19日のお披露目では、近鉄奈良駅(奈良市)や大和八木駅(橿原市)での残日計除幕など、さまざまなイベントへの出演が予定されている。

せんとくんは、今年2月のキャラ発表以降、角をはやした個性的な姿が「気持ち悪い」などと不評も呼び、後に「まんとくん」や「なーむくん」といった対抗キャラも誕生。しかし最近では、奈良市の奈良マーチャントシードセンターで17日まで開催中の、まんとくんの公募396作品を飾る「まんとくんと仲間たち展」に“ゲスト出演”するなど友好ムードも流れ、一般的にすっかり見慣れたせいか、人気も上向いている。


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