|
9月10日9時44分配信 デイリースポーツ
北京五輪の野球日本代表監督だった阪神・星野仙一オーナー付シニア・ディレクター(61)は9日、来年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の監督就任について「正式な要請があっても球界の総意でない形のままなら受けられない」との考えを明らかにした。星野氏はWBC監督の有力候補の1人として挙げられているが、12球団間でも意見が割れており、人選を一任された加藤良三コミッショナー(66)が球界内の意見集約作業に着手したばかりだった。
◇ ◇
星野氏は持論である「これからの国際大会にはもっと若い人材を登用すべき」との考えを強調した上で、WBC監督について「いまは球界の総意がまとまっていない。総意でない以上は要請もないだろうし、あってもこんな形では受けられない」と話した。
8日付で更新した自身のホームページでも「こんな世論やメディアの状況の中でやったとしても決して盛り上がらんし(中略)成功なんかするわけがない。いま、火ダルマになっているおれがなんでまた『火中の栗』を拾うようなことをするのか」と記し、娘2人の「ユニホームはもういや」「長生きすることの方を考えて」という声を紹介している。
WBCの監督問題に関しては今月1日、プロ野球実行委員会でパ・リーグが「選考基準を明確にすべき」との案を提出した。セ・リーグからは「日本シリーズ優勝球団の監督を」「現役監督は難しい」という意見があり、議論は平行線に。候補者の具体名を特定しないまま人選作業を加藤コミッショナーに一任することで合意した。
星野氏は北京五輪の代表監督に就任した直後の昨年、WBCでの“続投”も「間接的な形で打診された」と明かしたが、今回のコミッショナー一任による人選作業に対しては「球界の総意が大事」とし、就任要請には即断しない方向で対応する考え。この日夜に出演した日本テレビ系報道番組「ZERO」でも「耐えることが正義だと思っている」と語った。
星野氏は北京五輪を終えて帰国する際に「失敗してもチャレンジするのがおれの人生」と語り、WBC監督への意欲を見せた。NPB側も同氏を有力候補の1人とする腹案で選考に入る予定だったが、惨敗に対する世論の厳しい声が高まり、12球団の意思統一も図れない中でコミッショナー一任とし、今月中の候補者一本化を目指すことになっていた。
|