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10月10日7時39分配信 産経新聞
【ワシントン=山本秀也】9日の米ニューヨーク株式市場は、金融不安を受けた景気の先行きに対する投資家の懸念から急落し、指標のダウ工業株30種平均は前日比678・91ドル(7・3%)安の8579・19ドルで取引を終えた。終値で9000ドルの大台を割り込んだのは、2003年5月以来、約5年5カ月ぶり。下げ幅としては、史上3番目となった。
米欧の中央銀行による協調利下げから一夜明けたニューヨーク市場は、一時200ドル近く上伸した後、一転してマイナス圏まで売られ、取引時間中から9000ドルを割り込んだ。今月1日からの下げ幅は、約2271ドル(21%)。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、95・21ポイント安の1645・12で取引を終えた。
急落の背景について、市場関係者の間では、株価安定化のため導入された空売り禁止期間が終了した影響が指摘される。また、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の株価が、約58年7カ月ぶりの安値につけたことも市場の売り気配に拍車をかけた。
指標のダウは、ちょうど1年前に終値ベースの史上最高値となる1万4164・53ドルを記録。この日の大台割れは、この1年間で投資家の心理が急速に冷え込んだことを示す結果となった。
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