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11月27日20時9分配信 CNN.co.jp
(CNN) インド西部の商業都市ムンバイで26日夜起きた同時多発テロで犯行声明を出した「デカン・ムジャヒディン(聖戦士)」はイスラム過激派とみられるが、インドの治安当局も実態はほとんど把握していない未知のグループとなっている。
「デカン」はインド南部の高原名だが、新たな組織なのか、既存の組織の分派なのかも判明していない。インドでのテロはこれまで、ヒンドゥー教徒を主な標的としてきたが、今回のテロは外国人を狙ったともみられ、従来とは異なる。また、少なくとも10カ所で同時攻撃が可能な組織力も見せ付けた。国際テロ組織アルカイダが背後にいる可能性も否定出来ない。
ただ、インドと米国の諜報(ちょうほう)機関は「デカン・ムジャヒディン」が実在するなら、インドで起きた過去のテロに関与が指摘される過激派「インディアン・ムジャヒディン(IM)」やパキスタンに拠点がある「ラシュカレトイバ」と関係している可能性が高いとも見ている。
IMは約1年前にその存在が表面化したもので、インドの主要都市で昨年以来、続いた無差別テロで犯行声明を出している。インドでのイスラム教徒迫害への報復を非難し、「全面戦争」も宣言している。
「ラシュカレトイバ」はパキスタンとインドが領有権を争うカシミール地方のパキスタン側に活動拠点がある。米国務省によると、構成員は数千人規模とされ、インドとの武装闘争を演じる過激派としては最大規模の組織の一つとなっている。2006年6月にムンバイの通勤列車などを狙った無差別テロの首謀組織ともされる。
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