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12月11日15時1分配信 毎日新聞


【ロンドン藤好陽太郎】08年の世界の原油需要が日量8580万バレルとなり、前年を20万バレル下回る見通しとなったことが10日、明らかになった。原油需要が前年を割り込むのは第2次石油ショック後に需要が減少した1983年以来、25年ぶり。今年前半の新興国を中心とする旺盛な需要が、金融危機に端を発した景気の悪化で、かき消されたことが鮮明となった。景気次第では09年も前年を下回る可能性があり、今後の原油価格にも大きな影響を与えそうだ。

 関係筋によると、国際エネルギー機関(IEA)は12月の石油市場報告で、11月の予想を同40万バレル下方修正し、同8580万バレルとする方向。07年の同8600万バレルを下回ることになる。

 IEAが4月に公表した08年の需要の予想は同8720万バレルと、前年を120万バレル上回る見通しだった。その後、米国を中心に先進国の需要が急降下したが、中国などの新興国の伸びで、前年割れは回避してきた。しかし、年後半からは新興国の伸びも鈍り、先進国の減少分を補いきれなくなってきた。

 世界が同時不況に陥れば、原油需要はさらに落ち込む可能性があり、1バレル=40ドル台前半に低下した米原油先物市場をさらに下押しする要因となりそうだ。

 原油需要が前年を割り込むのは第1次、第2次石油ショックの影響で需要減となって以来となる。世界の需要は84年以降、24年連続で増加しており、年平均で日量100万バレルを超す大幅な増加を示してきた。

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