|
12月11日22時5分配信 毎日新聞
【ジュネーブ支局】国際オリンピック委員会(IOC)は11日、スイスのローザンヌで理事会を開き、北京五輪のドーピング検査で違反が見つかった陸上男子ハンマー投げで2、3位に入ったベラルーシの2選手の失格とメダルはく奪を決め、5位の室伏広治(34)=ミズノ=の銅メダル繰り上げを発表した。
室伏は04年のアテネ五輪の金に続くメダル獲得。日本の陸上で2大会連続のメダル獲得は男子棒高跳びで1932年のロサンゼルス五輪、36年のベルリン五輪でともに銀の西田修平、女子マラソンで92年のバルセロナ五輪で銀、96年のアトランタ五輪で銅の有森裕子に続き3人目。これにより北京五輪の日本のメダル獲得数は26(金9、銀6、銅11)となった。
筋肉増強効果のあるテストステロンが検出された2位のワジム・デビャトフスキー(31)と3位のイワン・チホン(32)=ともにベラルーシ=について、IOCの規律委員会はドーピング違反で失格の裁定を下していた。
室伏はアテネ五輪でもハンガリー選手のドーピング違反が発覚し、2位から1位に順位が上がっており、2大会連続の繰り上げ。
室伏は11日、所属のミズノを通じ、「オリンピックでメダルを獲得することも素晴らしいことで、うれしいことです。しかし私はハンマー投げが好きだからこそ続けてきました。現在、私の気持ちはロンドン(五輪)に向いており、今後も変わりなく探求していくつもりです。今回の銅メダルは、多くの方々のドーピング違反に対する厳しい声と受け止めています」とのコメントを出した。
▽日本陸上競技連盟・沢木啓祐専務理事 日本陸上界にとっては喜ばしい結果。室伏選手がクリーンであり、そのような選手が最終的に報われることが証明された半面、複数の違反者が出たことは残念だ。
◇北京五輪男子ハンマー投げ決勝◇
(1)コズムス (スロベニア)82メートル02
▼デビャトフスキー(ベラルーシ)81メートル61
▼チホン (ベラルーシ)81メートル51
(2)パルシュ (ハンガリー)80メートル96
(3)室伏 広治 (ミ ズ ノ)80メートル71
※▼はドーピング違反により失格
|