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12月11日16時5分配信 産経新聞
【ストックホルム=木村正人】ノーベル賞授賞式を終えた物理学賞の高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠氏(64)、京都大名誉教授で京都産業大理学部教授の益川敏英氏(68)、化学賞の米ウッズホール海洋生物学研究所・元上席研究員、下村脩(おさむ)氏(80)の3人は10日夜(日本時間11日未明)、ストックホルム市庁舎で開かれたノーベル財団主催の晩餐(ばんさん)会に出席した。
晩餐会にはカール16世グスタフ国王夫妻をはじめ受賞者と家族、著名人ら約1300人が出席。子牛のヒレや白身魚など豪勢なコース料理や華やかな光のパフォーマンスを楽しんだ。
小林氏は物理学賞の受賞者を代表して「南部陽一郎先生が欠席されたのは残念だが、南部先生と共同受賞したことを大変、光栄に思う。CP対称性の破れは興味深い研究テーマ。なぜ宇宙が物質で構成されているのかという疑問は依然として解き明かされていない」とスピーチした。
晩餐会の様子は地元テレビ局で生中継され、シルビア王妃と談笑する小林氏の姿が何度も映し出された。
3人の中で一番遅く宿泊先のホテルに戻った益川氏は「眼鏡をテーブルの上に置き忘れて、取りに戻るに時間がかかった」と打ち明けた。王室の伝統を感じさせる授賞式や晩餐会に「時間を超越した強い意志を感じた」と感想を語った。小林さんも「ほっとしています。荘厳な感じがしました」と話した。
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