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1月20日22時59分配信 読売新聞
【ワシントン=飯田達人】「歴史的な就任式を見たい」−−。飛行機や大型バスで市民が次々とワシントン中心部に詰めかけた。
全米から200万人が集まるとされるオバマ米新大統領の就任式当日の20日。就任式が行われる連邦議会議事堂周辺は未明から、熱狂的な雰囲気に包まれた。
まだ薄暗い午前5時、気温はマイナス6度。目抜き通りには早くもフード付きのコートやマフラーなど防寒具を厳重に着込んだ人々が集まった。星条旗やオバマ新大統領の名前が記された小旗を振り、「オバマ!」などと歓声を上げながら、足早に会場を目指した。
5路線ある市営地下鉄は午前4時から営業を開始したが、会場に向かう電車はいずれも満員状態。オハイオ州シンシナティから来たコンサルタント会社勤務、ベロニカ・チャップマンさん(40)は「オバマが当選を果たした時から、この歴史的瞬間を見ようと決めていた。仕事は3日間休みをとった」と興奮ぎみに話した。
式典会場の周辺は、19日午後から交通規制され、通行人は金属探知器のボディーチェックを受けた。5000台の監視カメラが不審者をチェックするなどの物々しいムード。警察車両も大量に出動した。警察や軍など計約4万人が警戒しているといい、米テレビ局によると、狙撃兵も街角に多数配備されているという。
連邦議事堂前の「ナショナル・モール」に詰めかけた群衆は興奮しながら、新大統領の就任演説を待ち構えた。孫のジャクソン君(3)とともにオハイオ州から前夜、バスで10時間かけてやって来たという黒人のラル・ウォードさん(59)は「オバマは我々アフリカ系アメリカ人の誇り。ここまで来るのは大変だったけれど、歴史的瞬間を早く見たい」と語った。
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