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2月4日11時17分配信 毎日新聞
シャープが09年3月期の連結業績で、本業のもうけを示す営業損益も赤字に転落する見通しであることが4日わかった。赤字額は数百億円とみられ、営業損益の開示を始めた1953年以来初めてとなる。世界的な景気の急減速で、主力の液晶テレビの販売単価が下落したほか、国内では業界首位の携帯電話も販売不振だったことが主な要因で、急速な円高による為替差損も響いた。シャープは昨年10月時点で営業損益を1300億円の黒字と見込んでいた。
シャープは同期の最終(当期)損益でも赤字が見込まれているが、赤字額は1000億円近い可能性が高くなっている。株式市場の低迷で、07年9月に資本・業務提携を結んで筆頭株主となったパイオニア株などの有価証券評価損が400億円を超える見通しであることや、液晶パネルを巡る米国での国際カルテルの罰金1億2000万ドル(約105億円)なども特別損失として計上する。昨年10月時点では600億円の黒字予想だった。【新宮達】
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