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3月31日15時37分配信 毎日新聞
第81回センバツは31日、第10日第2試合で準々決勝が行われ、19回目出場の早稲田実(東京)と、21世紀枠で出場の利府(宮城)が対戦。利府が5−4で早稲田実に逆転勝ちし、甲子園春夏通じて初出場でベスト4に進出した。
○利府5−4早稲田実●
利府は五回、遠藤の左翼線への2点二塁打や井上の中前適時打など5安打3四死球で5点を奪い逆転。先発の塚本は12安打を浴びたが、球を低めに集めて逃げ切った。早稲田実は九回、土屋の中前適時打で1点差に迫ったが及ばず。中盤の投手陣の乱れが痛かった。
▽利府・小原仁史監督 最後まで攻める気持ちを持ち続けられたことが勝因。塚本は疲れもあったけど、真骨頂の低めを突く投球をしてくれた。
▽早稲田実・和泉実監督 後半、鈴木が頑張って良い雰囲気になったので、後で考えれば早く継投すべきだったか。相手バッテリーによくしのがれた。
◇利府の塚本、九回にピンチも伝令で落ち着く
利府のエース塚本は九回、2死を取った後に3連打を浴びて1点差に迫られた。「七回くらいから腕が重くなってきた。最後は腕が上がらなくて……」。疲れはピークに達していたが、ベンチからの伝令で「延長もあるから大丈夫」と声をかけられ、落ち着いたという。「同点になっても(味方が)打ってくれるからいいかな」と思い、早稲田実の4番・森をシュートで内野ゴロに仕留めてガッツポーズ。「周りの声に支えられた」と汗まみれの笑顔を見せた。
◇早実、12安打放つも利府の塚本攻略できず
早稲田実は利府の10安打を上回る12安打を放ちながら、利府の塚本を攻略し切れなかった。打線を支えてきた1番の大野と4番・森がそろって打点なし。3度の得点機で凡退した大野は「内外角の使い方がうまかった」と脱帽した。森は七回に併殺打、九回は2死一、三塁という同点機に遊ゴロで最後の打者に。「速くないが低めの制球が良かった。いつでも打てるという油断があった」と悔しがった。
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