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4月5日13時0分配信 時事通信


 「発射数1発!」「通過!」−。東京・市谷の防衛省A棟10階では5日午前11時半すぎ、北朝鮮から発射された飛翔(ひしょう)体について、広報担当の職員が矢継ぎ早に情報を読み上げ、待機していた数十人の報道陣が殺到。一気に緊迫した。

 「発射時刻11時30分ごろ。発射場所、北朝鮮」。職員が第一報を広報する。詰め掛けた報道陣がメモを取り、一斉に携帯電話で連絡を始めた。

 続けて、東北から太平洋に通過したとの推定情報。迎撃措置は取らなかったとの連絡に、ほっとした空気が流れた。

 同省では前日、米軍の早期警戒衛星も発射を探知したとの誤った情報を官邸に伝達し、政府が誤発表。職員は5日、「SEW(早期警戒情報)もある」と強調した。

 発射後、陸海空の航空機15機が出動し、上空を通過した東北地方の被害の有無を確認した。センサーでの飛翔体の追尾は同48分、日本の東約2100キロの太平洋上で終了したという。

 午後零時13分、浜田靖一防衛相が無言のまま官邸へ。同省は同1時10分ごろ、幹部会議を開催。同相も出席し、把握した情報の分析や今後の対応などを協議した。

 同省は日本海に海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載のイージス艦2隻を展開、東北と首都圏に地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を配備し、万が一の落下に備えた。

 飛翔体の日本上空通過後、同省がある陸自市谷駐屯地に配備されたPAC3は、ミサイル装てん装置が下ろされ、臨戦態勢を解いた。 


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