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6月24日8時2分配信 産経新聞
共働きやひとり親家庭の小学生を放課後に預かる学童保育の利用児童数が、5月1日現在で過去最多の80万1390人となったことが23日、全国学童保育連絡協議会の調査で分かった。学童保育の設置数も1万8475カ所で過去最多だった。
大規模施設の分割促進のため、厚生労働省が平成22年度から補助金廃止の方針を決めている71人以上の学童保育は、全体の11・6%に当たる2137カ所。このうち21年度中に分割を予定している施設は4割を下回り、1300カ所以上で補助金が打ち切られる見込みという。
同協議会は「子供の安全を保障するには40人以下が適正。国は施設の運用に必要な補助金を増額し、分割・新設を支援する必要がある」としている。
協議会によると、児童数は過去最多を更新したが、前年比約1万5千人増にとどまり、20年調査(同約4万2千人増)よりも増加幅は縮小した。原因について協議会は「22年度以降も補助金を受けられるように、児童数を制限している自治体があった」と指摘。不況で親が職を失うケースなども挙げている。
小学校数に対する学童保育の設置率は、全国平均で82・2%。都道府県別では東京の112・9%が最高だった。このほか埼玉、茨城、沖縄が100%を超えた。最低は高知の47・3%。
【用語解説】学童保育 放課後に福祉施設などを利用し、保護者が家庭にいない児童の面倒を見る制度。平成10年施行の改正児童福祉法で法制化された。運営や施設整備などに関する21年度の国の補助金は総額約235億円。厚生労働省は「新待機児童ゼロ作戦」として29年度までに、利用児童数を小学1〜3年の低学年児童総数の6割とする目標を立てている。
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