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7月10日0時11分配信 産経新聞

中国新疆ウイグル自治区のウルムチで起きた暴動で、党中央指導部は、事件を亡命ウイグル人組織の扇動によるものと決めつけ、「民族は団結しよう」と呼びかけて安定を“演出”しようとしている。中国の発展を内外に誇示する格好の舞台となる建国60周年を前に、社会の安定は最優先課題だからだ。だが、正常化しつつあるように見える住民の生活は、軍をも動員した力による押さえ込みの結果にすぎず、事件が少数民族と漢族の間に残した亀裂は深い。3つの疑問点を探る。

 ■死者の民族分類

 「死者156人のうちウイグル族は何人か?」。地元の市当局が開いた記者会見で、こう質問しても担当者は答えず、会見は一方的に打ち切られた。

 死者の内訳を「調査中」(同市関係者)として公表しないのはなぜか。「大部分は漢族」となれば漢族のウイグル族に対する反感が増幅され、逆に「ウイグル族が大半」となれば治安部隊の「銃撃」による死亡が濃厚になり、治安安定に向けて「民族団結」と訴える政策は根拠を失う。怒りの矛先が政府に向く可能性もあるのだ。

 「漢族が90人前後。10人ほどがウイグル族以外で、残りはウイグル族と聞いた」。9日、漢族の病院関係者は取材に対し、死者の内訳をこう打ち明けた。ウイグル族居住区では「頭や胸に向かって発砲され、死亡した人が多い」「足に向けて撃った」などと語った住民は少なくない。

 「威嚇射撃ではない発砲をしたか」との問いに、当局は今も正式な回答をしていない。

 ■宣伝工作の意図

 「民族団結? そんなことができるとは思わない。それに(国内)メディアはウソばかり。7日の漢族のデモや襲撃だって新聞は書いていない」。怒りを露わにしたウイグル族の女性(23)は、要所に展開する武装警察をにらみつけた。

 当局と国内メディアは、暴動の「黒幕」は「世界ウイグル会議」議長で米国在住の「民族分裂分子」ラビア・カーディル氏だと繰り返し宣伝している。

 その背景には、「ウイグル独立派組織と西側の反中勢力が、ラビアを第二の(チベット仏教の最高指導者)ダライ・ラマ14世に仕立てようとしている」(国営新華社電)とし、危機感をあおって国内世論の引き締めを図る狙いがある。

 ■権力闘争もからむ

 中国では、不満を抱える労働者や農民らによる騒動が頻発している。ウルムチ暴動が“混乱の連鎖”を招けば、10月の建国60周年を前に中国社会は一気に不安定化する危険もある。

 胡錦濤国家主席が主要国首脳会議拡大会合を欠席して帰国したのは、党と政府が一丸となって国家分裂を封じ、社会安定を維持する姿勢を示すためだ。各地に暴動が飛び火すれば自身の指導力を問われかねない。

 「権力闘争がからむ」とある中国筋は指摘する。治安問題担当の周永康党政治局常務委員と孟建柱公安相はいずれも江沢民前国家主席に近く、「(ウルムチ暴動が)江氏が影響力を回復し、巻き返しを図る材料になるとの危機感が胡主席にあった」と分析する。(ウルムチ 野口東秀)

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事の火種は6.26広東省のオモチャ工場従業員での大事件、工場を解雇された数十人の漢族が会社への不満、ウイグル人従業員への嫉妬と嫌がらせで、(ウイグル人が漢族女性を集団強姦した)と嘘のデモを流し、それに加担し騙された1000人もの漢族が、何も知らず無実なウイグル人労働者が泊まる宿舎を一方的に襲撃、女性と子供を含む65人を殺害、127人が重症!!これを中国共産党は死亡者2人と嘘記事を新聞に書いて揉み消した〜

その悲惨な事件を知ったウイグル人の家族、友人、市民が事件捜査、犯人逮捕を訴え平和デモ行進したのを中国は特殊部隊を数百人で発砲し先頭集団から抹殺、そこまでされたら誰だって怒るでしょ?自分の家族を殺され、事件は闇に葬られるし〜何が独立運動だよ、中国がデモを悪用し責任転嫁し少数民族を滅ぼす口実を広めているだけ、騙されないように、権力闘争いぜんの話、火種の原因と真実を理解しましょう。

2009/7/11(土) 午後 3:41 [ 砂漠の虎 ]


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