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8月12日18時17分配信 Computerworld.jp

ほとんどのネットブックは、シングル・コア・プロセッサ、1GBのRAM、160GBのHDD(ハードディスク・ドライブ)という仕様になっている。これはベンダーが自発的に画一化を図っているからではない。ではなぜ――。

 決して公になることはないが、OSを提供している米国Microsoftは、スペックが高すぎるネットブックに対しては低価格のOSライセンスを提供しない方針を採っている。

 その結果、米国Dellが「Inspiron Mini 12」の販売終了を余儀なくされたように、現在ではフルサイズのノートPCよりもハイスペックなネットブックの生き残りは難しくなった。言い換えれば、市場で生き残るためには、ハードウェア面ではロースペックでなければならないのだ。

 Inspiron Mini 12をはじめとするいくつかのマシンは、そうした“暗黙のタブー”を破ろうとしたが、いずれも何らかの形で代償を支払っている。というわけで本稿では、Microsoftの“お仕置き”をくらった、“やんちゃネットブック”を紹介しよう。

■Inspiron Mini 12(Dell)

・やんちゃぶり
 名前のとおり、12インチ型ディスプレイを搭載。ネットブック価格でありながらハイスペック。

・お仕置き
 OSはWindows XP/Vistaであれば問題はないが、「Windows 7 Starter Edition」搭載モデルは発売できない。Windows 7 Starter EditionはOEMでのみ提供され、対象となるマシンはディスプレイサイズが10.2インチまでだからだ。

 Dellは明確な説明をせずに、Inspiron Mini 12の販売中止を発表した。おそらく同社は不穏な気配を察知し、Windows 7のリリース時にOSコストがほかより高くなってしまう状態を回避しようと、同製品の販売を断念したのだろう。

■Wind U115(MSI)

・やんちゃぶり
 Wind U115は8GBのフラッシュ・ドライブと160GBのHDDをいっしょに搭載している。TechARPの制限事項リストにはハイブリッド・ドライブに関する明確な記載はなく、ネットブックは一定容量のどちらかのドライブを必要とするとだけ書かれている。しかし、Microsoftがハイブリッド・ドライブを禁止しているということは、関係者の間では広く知られた“うわさ”だ。

・お仕置き
 具体的なお仕置きは明らかになっていないが、同マシンは販売当初から行き詰まっていた。英国のMSI代表はNetbook Choiceサイトで、「在庫を売り切ったあとは、Microsoftからの要請により同製品の製造をストップする」とコメントしている。

(Jared Newman/PC World米国版)


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