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8月27日14時26分配信 時事通信

 【シリコンバレー時事】インターネット重度依存症の社会復帰を手助けする全米初の本格施設「ヘブンスフィールド診療所」が西部ワシントン州で開業した。創設者で精神科医のヒラリー・キャッシュ博士は、ネットで得られる強度の興奮や渇望に対する「自制心を取り戻し、家族・友人との社交性を回復するのが主眼」と話している。

 同州シアトル東郊の2万平方メートル強の広大な森林に囲まれた施設で「患者」には45日間の「デトックス(=解毒)プログラム」を用意、費用は1万 4500ドル(約140万円)。具体的にはパソコンやネットから完全に遮断された環境で炊事や洗濯、社会奉仕活動、週末のハイキングなどを通し、「規則正しい生活」(同診療所)が義務付けられる。

 さらに、専属の精神科医による個人面談のほか、患者同士で復帰後の生活や人生の目標を議論する。「眠りに落ちるまで戦闘ゲームに興じ、欠席日数が増えていった」という入所者の大学生ベン・アレクザンダーさん(19)は地元テレビに対し、「生活のバランスが取れるようになった」と快活な表情で語った。

 自宅などにこもってネットに耽溺(たんでき)するあまり、学業や仕事に悪影響が出ている米国の利用者は同国ネット人口の最大1割、2000万人規模に上るとの試算があり、キャッシュ博士は「放置すれば現実社会で問題が深刻化する」と警鐘を鳴らした。 


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