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R259月15日(火) 12時 0分配信 / エンターテインメント - エンタメ総合
かつて、“1秒16連射”という神業のような連射テクニックを持ち、全国の小学生のあこがれの的となった男性がいました。
彼の名は“高橋名人”。
彼はファミコンの面白さを伝えるイベントを全国各地で行い、そのたびに何千人もの子供たちを集め、映画やゲームの主人公となり、テレビやラジオにも出演していました。
そんな高橋名人も、時代がファミコンからスーパーファミコンに移るにつれ、次第に姿を見せなくなっていきました。…そんな高橋名人は、今、何をやっているんでしょう? というわけで、名人のところへ直接聞きに行ってきました!
「いや、僕はもともとハドソンの社員でしたので、“名人”として世に出ていない間も、ゲームソフトの説明書を作ったり、きちんと社員として働いていましたよ(笑)。今でも宣伝部でしっかり働いてます」(ハドソン宣伝部・高橋利幸さん)
あ、高橋名人って、そもそもはハドソンの社員だったんですね。それでもいただいた名刺には…おお、“名人 高橋利幸”と肩書きが記載されています。高橋名人は今でも“名人”だったのです! ところで、あの当時、いったいどういった経緯で“高橋名人”になったのですか?
「きっかけは、自社のゲームをPRするために全国を回った『全国キャラバンファミコン大会』というイベントです。司会に芸能人の方を使うと、ゲームの知識や技術を仕込んだり、ひと夏の期間、スケジュールを押さえるのが大変ですから、当時若手社員だった僕がその役をすることになりました。その様子が新聞に掲載されたりすることで、“ファミコン名人”として知名度が上がっていきましたね」
メディアはこぞって高橋名人を取材し、人気が人気を呼んでいったそう。イベントには子供が毎回1000〜2000人集まり、それを1日に6〜8会場で行っていたのだとか。
「当時、ファミコンは子供たちにものすごく人気があったのですが、“ゲームセンターは不良のたまり場”という偏見も親御さんたちの中にあり、健全なゲームの遊び方を提唱しようと思いました。そんななかで『ゲームは1日1時間』という発言をしました。当時は、『ゲーム会社の人間が、ゲームをあんまりやるなと言うなんてどういうことだ』なんて販売店からつっこまれたりもしたんですけど(笑)」
おお、ゲーマーなら誰もが知っている、あの名言の裏にはそんな事情があったんですね。その後、役員会議で「ゲームを健全な遊びであると定着させよう」という方針が決まり、『ゲームは1日1時間』は正式に標語としてPRされることになったのだそう。
つい何時間も遊んでしまう自分ですが、今後は気をつけたいと思います!
(R25編集部)
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