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9月27日0時29分配信 スポーツナビ

「K−1 WORLD GP 2009 IN SEOUL FINAL16」が26日、韓国・オリンピック第1体育館で開催された。引退を懸けて出場した武蔵は、ジェロム・レ・バンナに惜しくも判定で敗れ、ベスト8進出はならず。試合後には「後悔はない」と口にし、改めてこの試合を最後に引退すると宣言した。

 以下は武蔵の試合後のコメント。

■武蔵「後悔はない」

──試合の感想は?

 負けてしまったことは悔しいが満足しています。

──作戦は?

 蹴りで距離を取るのが僕の戦い方と言われていて、それは間違いではないんですが、ジェロムのようなパワーファイターが相手でもやり合えるところを見せたかった。京太郎選手や、ヘビー級の日本人選手たちに「そんなに高い壁じゃないぞ」ということを見せたかったです。

 僕はスピードと技術で勝負をしてきました。打ち合うという意味ではなく、スピードさえあれば相手よりも早くパンチを当てられる。持っているものを伸ばせばやり合えるということを伝えたかったです。

──試合前に円陣を組んでいた意図は?

 僕だけでは何もできないので「力を貸してください」という意味です。

──ダウンのあと、笑顔だったように見えました

「1発もらっちゃったな、やっちまったな」という苦笑いだったのではないでしょうか。
──谷川貞治プロデューサーには、引退試合を設ける考えもあるようです

 1度辞めて「いや、取り消します」とかいうと、そんな駆け引きだったのかと思われるでしょうし、またリングに上がろうというつもりはありません。韓国まで応援に来てくれた日本の人たちもいます。全力で戦ったので、今はふたたびリングに上がろうという気持ちはありません。

──試合後のリング上で、バンナ選手が土下座をしていました

 ジェロムは大好きな選手で、同じ時代を戦ってきた戦友です。僕の今回の姿勢に対し、彼なりに応えてくれたのではないでしょうか。自分自身、ジェロムとやれて良かったと思っています。

──達成感はある?

 試合に負けたことは、残念だし、悔しいですけれども、日本や韓国のファンの声援を聞いて、ここに来てよかったと思いました。後悔はないです。

──15年間の選手生活を振り返って1番思い出されることは?

 これまで戦ってきた選手たち皆、リングを降りればいい仲間。彼らとの思い出が記憶に残っています。ここまでよくやれたと思います。もっと早くつぶれててもおかしくなかった。フランク・ライルズや弟、仲間たちのおかげです。

──1番記憶に残っている試合は?

 04年のワールドグランプリ・ファイナル8は、決勝まですべての試合が延長で、決勝戦も2回の延長戦を戦いました。全部で13ラウンドを戦ったのですが「このまま死んじゃうんじゃないか」と思いました。「グランプリで決勝に残ることはこれほど厳しいのか」と思う出来事でした。


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