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10月23日18時15分配信 時事通信
岡田克也外相は23日夕の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、「県外という選択肢は事実上考えられない状況だ」と述べ、移設先を沖縄県内に絞って調整する考えを示した。年末の2010年度予算編成までに「できるだけ方向性を出したい」としている。外相は移設先について、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)とする現行計画に沿った案に加え、米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合案も検討する考えを示した。
民主党はこれまで県外移設を主張してきたが、外相は現行計画の検証や米側との協議を通じて県外移設は困難と判断した。外相は「(政府・与党内で)認識を共有したい」と述べ、県内移設で意思統一を図る意向を表明。北沢俊美防衛相も記者団に「県外移設は理想だが、難しいと言ってきた」と述べ、外相の見解に理解を示した。
また、外相は「県外移設を一から議論すれば、何年も現在の普天間を固定化する」と述べ、県内移設で早期決着を図る方が沖縄県民の負担軽減につながると主張。嘉手納統合案については「既存の滑走路があり、一から造るのではない」と費用や期間の面で利点があるとの認識を示した。しかし、米政府は既に同案を「運用上難しい」と拒否。地元自治体の反対も強く、調整は難航必至だ。
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