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12月22日15時0分配信 時事通信
防衛省の装備品納入をめぐる汚職事件で、収賄と議院証言法違反(偽証)の罪に問われた元事務次官守屋武昌被告(65)の控訴審判決が22日、東京高裁であり、長岡哲次裁判長は「防衛行政に対する国民の信頼を損ねた責任は重い」として、懲役2年6月、追徴金約1250万円の実刑とした一審判決を支持、被告側控訴を棄却した。
弁護側は同日、上告したが、「取り下げる可能性もある」としている。
長岡裁判長は、装備品の調達で贈賄側に有利な発言をするなど、守屋被告による便宜供与があったことは明らかだと指摘。「公務員の不祥事対策が検討されている中での犯行で、贈賄側との根深い癒着関係があった。犯情は悪く、刑事責任は重い」とした。
その上で、収賄を認め反省し、退職金を返納していることを考慮しても実刑が相当だとして、執行猶予を求めた弁護側の訴えを退けた。
弁護側は控訴審で、偽証罪については無罪を主張していたが、判決は「被告の偽証が国政調査権に影響を及ぼさないとは到底言えず、国会の権威と機能を損なわせた」と退けた。
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