教育

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2010年03月11日木曜日 河北新報

2010年度宮城県公立高校一般入試の合格発表が10日、全日制75校140学科、定時制13校21学科で一斉に行われた。

 全日制は募集人数1万1192人に対し1万3831人が受験し、1万584人が合格した。受験者に占める合格者の割合は、76.5%で前年度を1.8ポイント下回った。

 4月に男女共学となる仙台一の普通の合格者は241人(男194人、女47人)、仙台三桜の普通は197人(男31人、女166人)。中高一貫校になる仙台二華の普通は168人(男14人、女154人)だった。

 塩釜と塩釜女が統合する塩釜の普通の合格者は224人(男91人、女133人)、ビジネスは49人(男19人、女30人)。白石と白石女が統合する白石の普通は168人(男104人、女64人)、看護は24人(男2人、女22人)となった。

 定時制は募集人数984人に対し639人が受験し、560人が合格した。合格率は前年度比5.8ポイント増の87.6%。

◎旧女子校、男子は敬遠?/不安解消に各校試行錯誤

 男女共学化や全県1学区導入で激変した2010年度公立高校一般入試の合格発表が10日、行われた。県立高は4月、すべてが男女共学校となる。仙台市内の伝統校では旧男子校の門をたたく女子に比べ、旧女子校を目指す男子が少ない現象が起きた。男女比の偏りは学校の将来像に影響を与えかねず、旧女子校は対策を練り始めている。

 午後3時、仙台市若林区の仙台一で受験番号が張り出されると、男子とともに女子も喜びの歓声を上げた。仙台市五橋中の伊東紗耶さん(15)は「自由な校風にあこがれていた。女子1期生として新しい伝統をつくりたい」と声を弾ませた。

 推薦を含め仙台一に合格した女子は82人で、全体の25.4%を占めた。旧男子校のうち共学化4年目の仙台二は31.1%、2年目の仙台三は25.6%が女子だった。

 一方、初めて旧女子校に迎える男子の割合は、仙台二華が6.2%、仙台三桜は11.7%。共学化3年目の宮城一でも13.9%だった。

 女子校の印象が強く、思春期の男子は敬遠しがち―というのが教育関係者の見方だ。宮城一の大内悦夫校長は「人数や施設の関係で部活動が制約されることも大きな要因」と話す。

 魅力の発信や男子の不安解消に各校は試行錯誤を重ねる。仙台三桜生徒会は福島県の共学化校の取り組みを調べた。生徒会長の佐々木奈緒さん(17)は「男子の要望を聞く機会を設け、課題があれば解決したい」と言う。

 対照的に仙台二では、女子が生徒会長や応援団長を務めている。宮城教育大の菅野仁教授(社会学)は「一般社会で女性が少数派になるのはよくあること。その逆は珍しく、年ごろでなくても男は不安を感じがちだ」と分析する。

 熊本県には共学化しても女子しかいない旧女子校がある。菅野氏は「全県1学区で選択肢が増え、男子が旧女子校を選ぶ必要性がなくなった。県内でも女子校化の可能性はある」と指摘する。

 県教委高校教育課は「男女関係なく志望校に挑戦できることが大事。時間をかけてみてほしい」と話している。


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