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4月2日12時50分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 携帯電話3社によるスマートフォン(高機能携帯電話)の販売戦争が火ぶたを切った。最大手のNTTドコモは1日、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を採用したソニー・エリクソン製「Xperia(エクスペリア)」の発売を開始し、先行予約で5万台超の好調な滑り出しだ。一方、米アップル製「iPhone(アイフォーン)」で市場をリードするソフトバンクモバイルも1日、台湾HTC製のアンドロイド携帯「Desire(ディザイア)」の予約受付を始め、安い価格で迎え撃つ。KDDI(au)も6月に本格参入し、メーカーを含めた市場争奪戦が早くも過熱気味だ。

ドコモは1日、東京都内の家電量販店で、エクスペリアの発売イベントを行った。ドコモの山田隆持(りゅうじ)社長は「手応えを感じている。アイフォーンに十分勝負できる」と笑顔をみせた。根拠は予想を上回る反響だ。

先月18日以降のエクスペリアの予約受注数は5万台を超えた。2009年度の国内スマートフォンの販売台数が約200万台とみられ、わずか2週間でシェア2〜3%を獲得した計算だ。家電量販チェーンのビックカメラでは「携帯電話の予約数では過去最高」(宮嶋宏幸社長)といい、市場を築いたアイフォーンの勢いを上回る。

ドコモはエクスペリア発売をきっかけに、IT(情報技術)に詳しくない人でも使えるスマートフォンの品ぞろえを強化する。今後、日本で普及したお財布ケータイなど各種機能に対応した端末を充実させる考えだ。

ドコモに対抗心を燃やすソフトバンクモバイルも「ディザイア」の予約受付を1日から始めた。店頭価格は2万円前後で、エクスペリアより安い。

ソフトバンクの孫正義社長は「今後、携帯電話はスマートフォンになっていく」と予測し、アイフォーンを軸に市場での“主役”の座を譲らない構えだ。

携帯各社はスマートフォンがますます重要な役割を担うとみる。KDDIもシャープ製のアンドロイド携帯、東芝製のウインドウズフォンを6月上旬に5万円台後半で発売し参戦する。

日本の端末メーカー各社も商機を見いだす。日立製作所とカシオ計算機と携帯事業を統合するNECも「早期に投入する」(遠藤信博社長)と意欲をみせる。別の国内メーカーも日本製端末を投入。「通信会社と連携し、消費者にどこまでアピールできるか」を、アイフォーン切り崩しのカギとみている。(西川博明、三塚聖平)

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