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ウォール・ストリート・ジャーナル 9月24日(金)10時1分配信
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手フェースブックの創業者で最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏(26)が今週、米ニュージャージー州ニューアークの公立学校に最大1億ドル(約85億円)の寄付を発表する計画だ。米国最悪クラスの実績しか収めていない公立学校を改善する大胆な試みだ。
ニューアークの公立学校生徒総数は4万人。1人あたり2万2000ドルを支出しているが、学生のわずか半分程度しか卒業していない。卒業する生徒のうち、4年制の大学に進学するのはわずか5分の1程度。コミュニティーカレッジ(地域住民対象の公立短期大学)の学生のうち数学と国語(英語)の矯正的な支援を必要とするのは85%に達している。
ニュージャージー州は1990年代にニューアーク市の劣悪な教育制度の管理に乗り出した。クリス・クリスティー知事は今月、ニューアーク市の教育長に対し、2011年6月以降、雇用契約を延長しないと通告した。同知事は教師の評価を厳しくし、業績による報酬を導入するなど強制的な改革を実施する意向だ。
ザッカーバーグ氏は自ら保有するフェースブックの株式1億ドルの基金を創設し、米国の教育向上を目指す。とりわけニューアークでの目標を優先する。
消息筋によると、ザッカーバーグ氏は長年教育に関心を示しており、とりわけ教師の低い給与を問題視している。過去1年間、同氏は教育関係者と会合を持ち、ニューアークのコリー・ブッカー市長との関係を育んできた。
フェースブックは世界全体で5億人以上の利用者がおり、投資家の推定では同社の企業価値は200億ドル以上。消息筋によれば、ザッカーバーグ氏は同社の株式4分の1以上を保有している。
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