|
時事通信 10月6日(水)18時58分配信
スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2010年のノーベル化学賞を、有機合成化学の新たな触媒反応を開発した北海道大の鈴木章名誉教授(80)と米パデュー大の根岸英一特別教授(75)、米デラウェア大のリチャード・ヘック名誉教授(79)の計3人に授与すると発表した。授賞理由は「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング反応」。2種類の有機化合物を比較的簡単で効率良く結合させる画期的な方法で、抗がん剤をはじめとする医薬品や半導体などの開発に大きく貢献したことが高く評価された。
日本人のノーベル賞は、08年に益川敏英名古屋大特別教授(70)ら4人が受賞して以来、2年ぶりの快挙。米国籍の南部陽一郎シカゴ大名誉教授(89)を含め、計18人となった。化学賞は08年の下村脩・米ウッズホール海洋生物学研究所特別上席研究員(82)以来、計7人で、物理賞と並んで多い。
有機化合物は炭素が骨格を形成するが、炭素同士は結びつきにくい。そこで、自らは変化しないが、周りの物質の反応を促す「触媒」を利用することが考案された。
根岸氏は1977年、有機亜鉛化合物と有機ハロゲン化物を、希少金属のパラジウムやニッケルを触媒として結合させ、新化合物を生み出す「根岸カップリング」を開発。鈴木氏は79年、有機ホウ素化合物と有機ハロゲン化物を、パラジウム触媒のほかに塩基(アルカリ)物質を加えることで結合する「鈴木カップリング」を開発した。
有機ホウ素化合物が安定して扱いやすいことから、この反応は複雑な医薬品合成などに幅広く使われるようになった。ヘック氏はこれらに先立つ72年、有機ハロゲン化物とパラジウム触媒を使う反応を開発し、基礎を築いた。
|
受賞後のコメントで鉄の触媒もこれからは着目されると言って見えました。鉄の方が安価だからです。
2010/12/21(火) 午前 9:35 [ touwasangyou55 ]