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時事通信 11月16日(火)12時47分配信
「すごく悩んだ。何回も涙を流してしまった」。裁判員裁判初の死刑判決となった池田容之被告(32)の裁判を担当した裁判員経験者6人のうち50代の男性が、横浜地裁で記者会見に応じ、判決に至った心境を明らかにした。
男性は「初めに弁護人が『極刑はやむを得ないが、被告の人間性を見てください』と言われて、これは本当に重いんだなとすごく悩みました」と振り返った上で、「何回も涙を流してしまった。今でも思い出すと流してしまう」と語った。
裁判長が最後に「控訴を勧めます」と呼び掛けたことについて、「自分自身が被告の立場だとしてもすぐに控訴をお願いしたい」とした上で、被告へのメッセージとして「裁判長がおっしゃったように控訴してください」と述べた。
公判では、検察側から遺体切断など残虐な場面について説明が繰り返されたが、「(遺体の)写真は通常の人は見るに堪えない。私も一瞬見てすぐに理解できなかった。見た方がいいのか見なかった方がいいか分からない」と話した。
公判を通じての池田被告の変化について尋ねられると、「最初の公判では突っ張って見えた。(遺族が証言した際は)目を赤くしていた。本当に被害者の方の気持ちが分かっているように見えた」。これまで死刑の基準とされた永山基準については、裁判員になって初めて知ったことを明らかにした。
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