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時事通信 12月15日(水)0時20分配信
日産自動車と三菱自動車は14日、軽自動車についての商品企画や開発を行う折半出資の子会社設立を検討すると発表した。OEM(相手先ブランドによる生産)の拡大も合意し、提携関係を強化する。国内の自動車市場は低迷しているが、軽自動車の需要は安定しており、販売強化を目指す日産と、生産能力を有効活用したい三菱自の思惑が一致。三菱自の益子修社長は記者会見で、「2012年には新しい車を出したい」との考えを示した。
共同開発では、三菱自が商品企画や設計、日産が部品の調達を担当する。
日産は、軽自動車を含む四輪車の国内シェアを現在の13%から13年度には15%に引き上げる方針を打ち出している。共同開発する新型軽自動車で品ぞろえを充実させ、シェア上昇に弾みを付けたい考えだ。
三菱自は新型軽自動車の生産で水島製作所(岡山県倉敷市)を活用する。さらに、日産から部品購入のノウハウを取り入れる。
両社は、03年から順次実施している双方向のOEMの拡大でも合意。新たに日産から三菱自に日本向け小型商用車を、三菱自から日産に中東向け多目的スポーツ車(SUV)を供給する。国内市場で、日産の上級セダンを三菱自に供給することも視野に入れる。さらに、三菱自のタイ工場を活用した日産の小型トラック生産や、新型トラックの開発や生産での協力も検討する。日産の工場での三菱車生産の可能性も探る。
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