|
毎日新聞 2月2日(水)11時37分配信
宮崎、鹿児島県境の霧島山系・新燃岳(しんもえだけ)(1421メートル)で2日午前5時25分、爆発的噴火(爆発)があった。更に同10時47分にも爆発が起きた。爆発による空気の振動「空振」を観測したが、自治体など関係機関に建物被害の報告はない。2日午前の爆発は噴火活動が活発化した1月26日以降、6回目と7回目。1日午前7時54分の4回目以降、爆発の間隔も短くなっている。
鹿児島地方気象台などによると、6回目の爆発の噴煙は火口から2000メートル以上に達し、南西の風に乗って宮崎県方向に流れた。7回目の噴煙は火口上500メートルにある雲で、高さは確認できていない。
6回目の爆発で火口の南西約3キロにある鹿児島県霧島市湯之野の空振計で299.6パスカルを観測した。一連の爆発では、霧島市内で窓ガラスなど322枚が割れた1日朝の爆発時(458パスカル)に次ぐ大きさだった。7回目は湯之野で86.5パスカルだった。
新燃岳では、火口内で溶岩ドーム(直径約600メートル)がふたの役割をして火山性ガスが蓄積、圧力が高まって爆発が続いているとみられる。1日朝の爆発でドーム先端部が吹き飛ばされたが、その後、再びドームが成長している可能性もあり、福岡管区気象台が2日午後、ヘリコプターで上空から観測する予定。
火口の西約13キロの霧島市牧園総合支所の男性職員は「窓が小刻みに揺れた。電話で近隣住民に被害の有無を聞いた時、窓が揺れるのを感じた人もいた」と話した。
降灰は宮崎県都城市などで続いており、JR九州は同市と鹿児島県湧水町を結ぶ吉都線全線で2日の始発から運行を見合わせた。【福岡静哉、田中韻】
|