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河北新報 4月6日(水)6時13分配信
東日本大震災の大津波で冠水した仙台空港は、今月中に一部国内線で運航を再開する見通しとなった。東北新幹線は4月下旬までに運転を全面再開する予定で、宮城県と全国主要都市をつなぐ二つの動脈の復旧は、復興に向けた動きを加速させそうだ。
国土交通省の市村浩一郎政務官が5日、宮城県庁内で明らかにした。
市村政務官によると、仙台空港はターミナルビル1階が冠水し、管制システムの計器類が故障。現在、設備の交換作業を行っている。再開は一部国内線に限られ、関東以西や北海道の路線が中心になるとみられる。
市村政務官は「完全な復旧にはまだ時間がかかるが、大型連休前には何とか(暫定的に)開きたい。路線網は当面、山形、花巻空港と連携することになる」と説明した。
ターミナルビルと航空機を結ぶブリッジは使えない可能性があり、タラップを活用する見込み。出入国管理・税関・検疫業務の態勢を整えるのに時間がかかり、国際線再開の見通しは立っていない。
宮城県の村井嘉浩知事は「東北を元気にしたいという思いを、全国の人たちが持っている。東北の地を訪れるため玄関口である空港を早期復旧することは、大いに意味がある」と話した。
震災発生後、仙台空港では自衛隊と米軍が3000メートル滑走路のがれきを撤去。緊急支援物資を運搬する軍用機が離着陸している。
ターミナルビル周辺では、5日も土砂やがれきの撤去が急ピッチで行われた。復旧作業は進んでいるもののビル1階の窓ガラスは破損し、バス乗り場の案内板も折れ曲がるなど、津波の爪痕が残っている。
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