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時事通信 4月8日(金)9時58分配信
東日本大震災後で最大の震度6強を観測した地震から一夜明けた8日、東北各県の被害状況が明らかとなり、山形県と宮城県で計3人が死亡、けが人は約140人に上った。東北地方では約304万戸が停電しており、東北電力が復旧に当たっている。気象庁は今後も最大で震度6強の余震の恐れがあるとして、警戒を呼び掛けた。
総務省消防庁によると、死亡したのは山形県尾花沢市の女性(63)。8日午前5時10分ごろ、自宅で酸素吸入器が停電の影響で止まっているのを母親が気付いたという。
このほか、宮城県石巻市の石巻赤十字病院に運ばれた男性2人の死亡が同日未明に確認された。同病院によると、2人は東松島市の男性(79)と石巻市の男性(85)で、いずれも地震直後に具合が悪くなったという。
東北各県などによると、重軽傷者は仙台市の49人など宮城県で97人▽青森県9人▽岩手県11人▽秋田県6人▽山形県8人▽福島県9人。
警察庁によると、建物の被害は全半壊が宮城県で5件、全焼が宮城と岩手両県で3件あった。
東北電力によると、東北地方で地震後に最大計約400万戸が停電。同社が復旧を急いでいるが、8日午前10時現在で青森、岩手両県の全域と秋田、宮城、山形、福島各県の一部地域で計約304万戸が停電中だ。
一方、東京電力によると、福島第1、第2原発では、7日の地震による異常は確認されなかった。同社は8日、放射能汚染水対策の作業を再開した。
気象庁によると、地震は7日午後11時32分ごろ発生。西北西から東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、宮城県沖でプレートが沈み込む境界付近で起きたとみられる。マグニチュードは7.4で、仙台市宮城野区と栗原市で震度6強の揺れを観測した。
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