支援

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河北新報 4月9日(土)14時11分配信
 宮城県内の被災地でも小中学校の新学期が迫っている。多くの学校が避難所となっている中、子どもたちの「学び」を支援するボランティアが広がっている。

 東日本大震災を受け、仙台市の市民有志が子どもの学習支援団体を設立した。教員志望などの学生を避難所などに派遣し、学校に行けなくなった小中学生に勉強を教える。団体は「被災した子どもたちの学習面のハンディを減らしたい」と話している。
 団体は「アスイク」。名称には「復興後の『あすの教育』を支援しよう」という意味を込めた。同市のコンサルタント大橋雄介さん(30)が代表に就き、県内で「家庭教師のアップル」を展開するセレクティー(仙台市)などの協力で3月下旬に発足した。
 学校が被災したり、避難所になったりしている小中学生をサポートするのが狙い。教員志望や教育に関心を持つ大学生6人が「学習サポーター」に登録した。
 活動初日の3日は、セレクティーの畠山明社長と学生3人が、若林区の避難所の市若林体育館を訪問。避難所への事前の呼び掛けで、授業を希望する小学生と中学生それぞれ2人が集まった。
 休憩コーナーの片隅で約1時間半、セレクティーが提供した問題集をソファに広げ、学習サポーターがマンツーマンで指導した。
 避難者の出入りも絶えない場所で机もないが、七郷中2年の女子生徒(13)は「自宅が被災して教科書もなくなった。久しぶりに数学を勉強できて、楽しかった」とうれしそうだった。
 参加した東北福祉大の沼沢真人さん(22)は「避難所は落ち着いて勉強する環境ではない。学校再開のときに、自宅で過ごした子どもとの差が生まれないようにしたい」と言う。
 アスイクは週に1回程度、仙台などを中心に子どもの多い避難所を訪れて活動している。大橋さんは「子どもに学習意欲を持たせ続けることが重要だ。資金の問題はあるが、宮城県の沿岸部にも学生を派遣できるようにしたい」と語る。
 アドレスはasuiku0328@gmail.com(鈴木美智代)

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