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河北新報 4月20日(水)6時13分配信
東日本大震災により地盤沈下した宮城県石巻市の沿岸部や旧北上川沿いで、冠水被害が多発している。干満の差が大きくなる大潮の時期となった19日には、同市渡波地区で海水が住宅地に流入、国道なども水浸しになった。
万石浦に面する同市塩富町。午後5時すぎの満潮時刻が近づくと、万石浦につながる赤堀から海水があふれ出した。万石浦中の避難所は、近くまで水が上がってきたため、付近に止めた車の移動を呼び掛けた。
同市と宮城県女川町を結ぶ国道398号は数百メートルにわたって冠水。トラックや乗用車が水しぶきを上げて行き交った。海水をかぶって動けなくなった車もあった。
国土地理院の調査では、石巻市渡波で78センチの地盤沈下が確認された。
市によると、南浜地区や湊地区でも震災後、高潮による冠水が常態化。海岸線に土のうを積むなどの応急処置を急いでいるが、抜本的な対応方針は決まっていない。
仙台管区気象台によると、24日ごろまでは、大潮のため満潮時を中心に高潮の恐れがある。地震で地盤沈下した海岸や河口付近では、浸水や冠水に注意が必要だ。
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