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毎日新聞 4月24日(日)11時45分配信
東日本大震災で休館していた松島町の「マリンピア松島水族館」(西條正義館長)と仙台市太白区の八木山動物公園が23日、約1カ月半ぶりに再開し、大勢の家族連れらでにぎわった。
同水族館は津波で1階が浸水。停電で水温調節ができなかったなどの理由で、ビーバー3匹やマンボウ、コマッコウが死んだが、震災後にペンギンの赤ちゃんが生まれるなどの朗報もあった。職員が懸命に復旧作業に当たる一方、全国の水族館や水産業者の支援を得て魚などを集め、再開にこぎつけた。
この日「マリンピアは不滅です」と記された横断幕の下、職員総出で入館者を迎えた。
一番乗りの多賀城市市川の農業、佐藤末雄さん(66)は孫娘2人を連れて入館。「孫たちも震災後、遊びに行く場所がなく可哀そうで、再開はうれしい」と話した。西條館長は「こんな時だからこそ、多くの人の癒やしの場になりたい」と話した。23〜27日は入館料半額(被災者は無料)にする。
松島では「伊達政宗歴史館」も再開。29日から遊覧船が運航するなど観光名所・松島の復興が進んでいる。
八木山動物公園もあいにくの雨の中で、久しぶりに子供たちの歓声が響いた。
震災直後、動物たちは餌不足や体調不良が深刻化していたが、全国の動物園などから餌が支援され、徐々に体調も回復。被害を受けた敷地内の改修工事も終えた。
両親と仙台市若林区から訪れた辻村心愛(こあ)ちゃん(2)は「動物といっぱい会えてうれしい」と目を輝かせていた。【渡辺豊、久保玲】
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