道路

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河北新報 4月30日(土)13時58分配信
 東日本大震災によって、仙台市では中心部のあちこちで幹線道路が陥没した。とりわけ被害が大きかったのは、仙台市地下鉄南北線の駅や線路の上にある道路。震災から50日を過ぎて、今も交通規制が続く区間もある。

 大規模な陥没が発生したのは南北線の12の地下駅のうち勾当台公園、五橋(青葉区)、長町一丁目、長町、長町南(太白区)の5駅の地上。長町一丁目―長町間上の市道(旧国道4号)の被害も大きかった。
 五橋駅上の片側3車線の県道愛宕上杉通では、上下線とも中央車線に亀裂が入っている。この区間は上下線とも約100メートルが通行規制され、渋滞も深刻化。市交通局などはバスの運行ルートと停留所を規制区間から移動させたが、渋滞は解消していない。
 27日は午前9時すぎから仙台市立病院の駐車場利用者の車で歩道側車線が埋まり、1車線しか通行できず、渋滞は仙台駅まで1キロ近く続いた。
 宮城野区の特別養護老人ホームの女性職員(27)は「普段は30分かからないのに、1時間以上並んでいる。診察の予約時間を過ぎてしまった」といらだちを募らせた。
 仙台市は同区間の補修工事を25日から始め、工期は5月下旬までを予定しているという。
 長町一丁目―長町間上の市道は、100メートル以上にわたり道路が陥没した。応急的な補修は終わったが、道路は今もゆがんでおり混雑が続く。
 他に長町一丁目、長町両駅の地上にある歩道と車道の分離柵が、それぞれ50メートル以上陥没。勾当台公園駅の上でも、歩道の点字ブロックや勾当台公園の一部が陥没した。
 市交通局によると、1987年に開業した南北線の地下駅は、全て地表から掘り下げる工法で建設。長町一丁目―長町間なども同様の工法を採用した。他の区域は横穴を掘り進める工法だったという。
 道路の陥没について周辺住民からは「地下鉄工事で道路を掘っていた。(78年の)宮城県沖地震では被害がなく、地下鉄工事の影響ではないか」(長町の自営業者)と推測する声も上がる。
 市交通局は「建設から20年以上になるが、過去に大きな陥没があったという報告は聞いていない。共同溝などの埋設構造物もある。地下鉄建設との因果関係は現段階では分からない」と話している。(神田一道、門田一徳)


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