支援

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産経新聞 5月2日(月)7時56分配信
 ■「話して気持ち整理を」

 被災地で警察の応援部隊が活躍している。女性が半数を占める「警視庁きずな隊」は被災者の相談に乗り、トラブル防止などにあたる。避難所生活が長期化している被災者からは「話すと気持ちが落ち着く」と好評だ。

 「岡橋さん、この写真見てくださいよ。ここに家があったのよ、何もないでしょう」

 警視庁きずな隊の岡橋千恵子警部補(55)は、松島町の品井沼農村環境改善センターを訪れた。東松島市野蒜(のびる)の家を津波で流された尾形みきさん(62)の話に、岡橋警部補はうなずきながら30分間ほど耳を傾けていた。

 同隊は被災者が悩みを打ち明けやすいよう配慮し、男女15人ずつの計30人で構成。1チーム4〜6人で避難所をまわり、毎日20〜30人の話を聞く。同じ避難所を複数回訪れ、信頼関係を築き、苦情や要望などがあれば、行政に伝える連絡役も兼ねる。

 尾形さんは「話し始めると止まらなかった。気持ちが落ち着いた」と語る。

 同センターは、津波で大半の家屋が流された東松島市野蒜新町からの避難者が大半を占める。

 少年育成課に所属し、普段からカウンセリングを行う岡橋警部補は「話すことで気持ちの整理ができる。家族を失った人もいるので、なるべく相手から話してもらうよう心がけている」という。

 同じチームの大友一晃巡査部長(29)は塩釜市出身で、志願して隊に加わった。避難所では「塩釜出身なんですよ」と語りかけ、被災者との距離を縮める。

 避難所にはシャボン玉や風船などを詰め込んだバッグを持参。避難所で暮らす子供の遊び相手にもなる。「外で遊ぶと、子供たちは笑顔を取り戻す」と心のケアの重要性を強調する。塩釜市の実家は倒壊などはなかったが、「できるだけ被災者に寄り添いたい」と話した。(会田聡)

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