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河北新報 5月4日(水)13時56分配信
JX日鉱日石エネルギー(東京)は3日、東日本大震災で被災し、操業を停止していた仙台製油所(仙台市宮城野区)で、ガソリンなど石油製品の出荷を再開した。最大で1日約2500キロリットルの出荷能力があり、燃料供給の一層の安定化が期待される。
初日に出荷されたのは約1500キロリットル。タンクローリーが午前9時ごろから次々と出荷設備に集まり、ガソリンや軽油などを積んで宮城県内や福島県内のガソリンスタンドに向けて出発した。
仙台製油所は津波や火災で設備が損傷し、出荷を停止。同社は長野県と埼玉県の油槽所から約3週間かけて出荷設備を移築し、再開にこぎ着けた。
当面は約9万キロリットルの在庫を出荷し、今月中旬からはタンカーで北海道や関東の製油所から製品を受け入れる。出荷能力は震災前の半分程度のため、灯油などの需要が高まる冬場に向けて出荷能力増強も図るという。
山口亮所長は「社員や協力会社が一体となって復興に努め、出荷を再開できた。安定供給に向けてさらに努力したい」と話した。
同社は故障している東北で唯一の製油設備についても復旧を目指しており、来年夏までに生産を再開させる方針。
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