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河北新報 6月4日(土)11時11分配信
宮城県石巻市が被災者を対象に実施した意向調査「まちづくりアンケート」の結果が3日まとまった。雄勝地区では家屋が全壊・流失した世帯の6割以上が転居を望んでいるのに対し、牡鹿地区では約7割が被災前と同じ地域に暮らすことを希望した。
アンケートは聞き取りと記述式で実施し、被災状況や希望する今後の居住地区、必要と思う防災体制などを調べた。市役所で罹災(りさい)証明を申し込みに来た市民から回答を得たほか、避難所や仮設住宅などを職員が回った。
雄勝地区では全壊・流失した世帯が回答者の約8割(216世帯)に上った。そのうち「市外への移転を希望」が18世帯、「市内でほかの地域に移転を希望」が120世帯で、地域外への転居を希望したのは全壊・流失世帯の64%だった。
一方で、牡鹿地区では全壊・流失世帯の71%が震災前と同じ地域に住み続けることを希望した。
壊滅状態になった雄勝地区では既に地域外に避難している住民が多く、転居への意識を後押ししたとみられる。
年代別(市全域が対象)では、全壊・流失世帯の10.20代、30.40代、50代はいずれも50%近くが他地域への転居を希望しているのに対し、60代と70代以上では3割程度にとどまった。
市は今回の結果を踏まえ、6月上旬にも町内会長ら地域の代表との意見交換会を開催。今後の土地計画を協議し、イメージ図を作成する。
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