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河北新報 6月5日(日)6時12分配信
皇太子ご夫妻は4日、東日本大震災のお見舞いのため宮城県入りし、宮城県山元町の避難所などを訪問された。ご夫妻が被災地に入るのは初めて。
ご夫妻は、自衛隊機で仙台空港に到着。約60人が身を寄せる山元町の山下小体育館では、津波で自宅を流された松本テイさん(83)が「近くの工事現場の人たちに助けられました」と話すと、皇太子さまは「逃げるのも大変だったでしょう」と気遣った。
雅子さまは、無職鈴木弘子さん(67)が津波の様子を涙ながらに説明するのを聞き、「大変でしたね。元気を出してください」と固い握手で励ました。ご夫妻は、隣接する山下中の避難所も見舞った。
案内した斎藤俊夫町長は「90人が屋上で助かった中浜小や鉄道の被害状況などをご説明した。心温まる言葉をいただき、感激した」と語った。
ご夫妻は、井口経明岩沼市長、佐々木一十郎名取市長の案内で、42人が犠牲になった岩沼市の下野郷地区も視察した。がれきが残る被災地に向かって黙礼。「お体を大切に、市民のために頑張ってください」などと井口市長らを激励したという。
同行した村井嘉浩知事は「被災者一人一人に、時には手を取りながら温かい言葉を掛けていただいた。感謝したい」と話した。
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