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河北新報 6月5日(日)9時43分配信
 宮城県岩沼市は5日、東日本大震災直後から設置していた市内の避難所を閉鎖する。最後の避難所となった市民会館では4日、約3カ月にわたり被災住民に炊き出しを行ってきた自衛隊に感謝する会が行われた。県によると、沿岸部の自治体で全ての避難所が閉鎖されるのは初めて。
 会には被災住民ら約100人が参加。井口経明市長が「震災直後からずっと温かいご飯を提供してくれた。この恩を忘れない」と述べた。有志が隊員に花束を手渡し、感謝の気持ちを伝えた。陸上自衛隊福知山駐屯地(京都府)の佐藤典(つかさ)2尉(40)は「これからも苦労はあると思うが、頑張り過ぎず一歩ずつ歩んでほしい」とエールを送った。
 会終了後、住民たちは避難所の運営をしてきた市民会館の職員に別れのあいさつした。この日、仮設住宅に家財道具を運び込んだ岡部格さん(54)は「一日も早く震災前の生活に戻れるようになりたい」と話した。
 岩沼市は震災当日の3月11日に避難所を設置し、ピーク時には、26カ所に6600人の市民が生活していた。3日から仮設住宅第5次着工分の引き渡しが始まり、入居を希望する384世帯全てが入居を終えた。

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