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河北新報 6月9日(木)15時48分配信
 仙台市の冬の風物詩となっている「SENDAI光のページェント」の実行委員会(瀬戸敏之実行委員長)は8日、今冬のページェントを開催する意向を明らかにした。保管していた電飾は、東日本大震災の津波にのまれて全損した。開催が危ぶまれたものの、1億円を目標に全国から募金を集め、イベントを継続する考えだ。
 実行委によると、例年、市内の企業や市民を対象に実施していた募金活動を、ホームページなどを活用して全国で展開。資金の状況や節電対策を踏まえて電球の個数や開催期間、点灯時間帯などを検討し、9月をめどに開催概要を決める。
 市は、13日開会の市議会6月定例会に提出する補正予算案に、3000万円のページェント開催補助金を計上している。
 25回目となった昨年の光のページェントは、開幕を例年より9日早め、12月3〜31日に開催した。電球55万個全てを消費電力の少ない発光ダイオード(LED)に切り替え、午後5時半〜11時に点灯。期間中は約275万人の人出があった。
 瀬戸実行委員長は「一年を締めくくる時期に、被災地として未来への希望の明かりをともしたいとの思いで開催を決めた。ぜひ、全国の人に見てもらいたい」と話した。

◎復興へ「元気与えて」/被災者、実行委を後押し

 「2011SENDAI光のページェント」は、電飾全てが津波被害に遭うという災禍を乗り越えて実施される。実行委員会メンバーの心を動かしたのは、被災者らの開催を後押しする言葉だった。実行委は「大災害からの復興への道しるべとして光をともしたい」と奮起している。
 実行委によると、電飾は仙台市宮城野区蒲生地区の倉庫で保管していた。3月11日の津波はその倉庫を直撃、一昨年、昨年と2年かけて発光ダイオード(LED)に切り替えたばかりの55万個の電球は海水をかぶり使えなくなった。「もう駄目なんじゃないか」とメンバーの一部から声が上がったという。
 4月に2011年の実行委員会を正式に発足させた。開催するかどうかを協議する中で、最も大きな課題は資金面だった。昨年同様、55万個の電球を新たに調達するには約4400万円の費用がかかる。街路樹160本への電飾設置費、警備費などを含め、1億円前後の経費が必要になる。
 震災後、復旧が始まったばかりの被災地に赴き、薬剤師として避難所を巡回した瀬戸敏之実行委員長は「多くの被災者から『開催して元気を与えてほしい』と言われた」という。
 実行委の協議では、「鎮魂の思いも込めたい」との意見もあり、「街路樹1本でも2本でも、電球を飾れるのならやろう」と決起した。
 光のページェントは昨年、点灯中に配電盤から出火し、一時休止した経緯がある。実行委は配線の設計見直しも進め、安全を確保した上で開催する。
 萩生恵治郎前実行委員長は「『次は失敗せず、しっかりと運営してよ』と励ましてくれた人も、震災の犠牲になった。ぜひ成功させ、例年並みのイベントができたと報告したい」と話した。

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