海外

[ リスト ]

産経新聞 8月9日(火)10時9分配信
 【ロンドン=木村正人】ロンドン北部トットナムで4日、黒人男性が警官に射殺された事件を発端に6日夜起きた暴動が8日、ロンドン各地や英中部バーミンガム、リバプールに拡大した。黒人の若者を中心に警察車両を破壊し、商店を略奪、放火するなど暴徒化している。英警察当局は215人を逮捕した。キャメロン英首相はイタリアでの夏休みを切り上げ、治安回復に全力を挙げる。

 暴動の背景には黒人社会と白人中心の警察の対立がある。トットナムでは1985年に警察の家宅捜索中に黒人女性が突然死した事故を引き金に暴動が発生、警官が群衆に40カ所刺されて死亡する事件が起きたことがある。

 今月4日、トットナムで薬物密売を捜査中の警官がタクシー運転手の黒人男性マーク・ダガン氏(29)を射殺。警察側はダガン氏が短銃で先に発砲したと説明したが、納得できない家族や友人ら200人が6日、抗議デモを行った。

 同日夜から7日未明にかけて一部の若者が火炎ビンや花火を投げ始め、パトカーとロンドン名物の2階建てバス、商店が炎上し、パソコンショップが略奪された。警官26人が負傷した。

 ソーシャル・ネットワーキング・サービスを通じた呼びかけで若者らが8日、クロイドン、クラパムジャンクション、ルイシャム、ペッカムなどロンドン各地やバーミンガム、リバプールに集まって暴徒化、放火や略奪を繰り返している。

 英国では金融・経済危機の後遺症で失業者は245万人を数える。しかし、失業給付など財政支出が切り詰められ、低所得者層に不満がたまっている。その上薬物密売など黒人居住区の治安が悪化し、警察の取り締まりが強化されたことも「黒人を犯罪者扱いしている」として黒人社会と警察の緊張を高めていた。

 メイ内相やボリス・ジョンソン・ロンドン市長も夏休みを打ち切り、対策に追われている。キャメロン首相は「コブラ」と呼ばれる緊急閣議を開き、事態収拾策を検討する。ロンドンでは来年7月開幕の五輪を控え、施設整備やボランティア募集が進められており、治安の改善が迫られる。


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事