支援

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河北新報 8月9日(火)13時38分配信

 東日本大震災後、各地の避難所で子どもたちの学習支援に取り組んできた仙台市のNPO「アスイク」が、仮設住宅で暮らす子どもを対象とした「塾」の運営に乗り出した。既に仙台、多賀城両市の計4カ所の仮設住宅団地で事業が始まっている。今後、民間借り上げ住宅に入った子どもの学習スペースも、仙台市内に1カ所設ける予定だ。

 宮城野区の仙台港背後地6号公園にある仮設住宅団地の集会所で、2日夜に開かれた塾には、小学生から高校生までの4人と、教員志望の学生らによるサポーター4人が参加。マンツーマンで夏休みの宿題を片付けたり、苦手科目の克服に励んだりした。
 数学と英語を勉強していた男子高校生(16)は「学校と違って詳しく教えてもらえる。長く通い続けたい」と話した。担当サポーターの佐々木啓人さん(20)=東北学院大3年=は「自分のできることで被災地支援をしたかった。高校教諭を目指しているので、この経験は将来に生きると思う」と意欲的だ。
 各地の塾には、それぞれ2〜10人の生徒が通っている。アスイクは仮設住宅を戸別訪問したり、集会所にちらしを置いたりして、入居者に利用を呼び掛けてきた。
 民間借り上げ住宅に移った子どもの学習スペースは、宮城野区榴ケ岡のみやぎNPOプラザに開設する。月〜木曜の午後4〜8時で、都合のいい時間に週何回でも利用できる。子ども2〜3人に1人の学生が配置され、自習をサポートする。
 期間は9月末まで。当面は無料。民間借り上げ住宅の入居者のほか、経済的に余裕のない家庭も利用できる。定員は先着20人。4カ所の塾も9月末まで無料で運営する。
 アスイクは4〜6月、宮城県内4市町9カ所の避難所で計58回、延べ308人のサポーターが444人の子どもの学習支援に当たった。
 アスイク代表の大橋雄介さん(31)は「学習面のハンディを減らすことはもちろん、大きいお兄さん、お姉さんとの交流で、被災した子どもたちが孤立しない仕組みづくりを進めたい」と語る。
 連絡先はアスイク070(5020)9714。

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