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時事通信 9月21日(水)1時13分配信
台風15号による大雨の影響で、名古屋市が最大100万人に避難を勧告するなど東海から九州までの12県で20日、避難指示・勧告を出す自治体が相次いだ。名古屋市では排水溝を掃除中の男性が転落死したほか、佐賀県でも1人が死亡、岐阜県で小学生ら2人が行方不明となった。和歌山県那智勝浦町は同日夜、災害対策基本法に基づき、那智川流域の市野々地区(354世帯750人)を警戒区域に設定し、立ち入りを制限。ほとんどの住民は避難済みで、残った人に町職員が避難を呼び掛けた。
愛知県警によると、転落死した男性(65)は名古屋市中村区の3階建てビル屋上で、大雨による排水溝のごみ詰まりを取り除こうとした際、誤って下に落ちた。県警は台風関連死とみている。佐賀県警などによると、唐津市では19日夕、釣り船を係留しようとした男性(71)がうつぶせに浮かんでいるのが見つかり、死亡が確認された。
岐阜県警などによると、多治見市では20日、増水した側溝で遊んでいた小学4年の男児(9)が流され行方不明となったほか、白川町の男性(84)が川沿いの農作業小屋を確認に行ったまま連絡が取れなくなった。
名古屋市は北、西部を流れる庄内川で氾濫の危険があるとして北区、守山区の住民のうち3万世帯8万人に一時、避難指示を出した。同区下志段味では堤防を越え水があふれ出し、市職員が土のうを積むなどの対応に当たった。避難勧告は最大100万人に出されたが一部で解除され、約39万世帯88万人が対象となった。愛知県ではこのほか、春日井市などで避難勧告が出され、大村知事は自衛隊に名古屋市と春日井市への派遣要請をした。
岐阜県は、土岐市など3市町の24世帯69人に避難指示が出たほか、多治見市など13市町村の計3万2972世帯約9万4100人に避難勧告。三重、兵庫、山口、徳島、愛媛、高知、大分、宮崎各県でも避難指示や勧告が出された。
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