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読売新聞 10月15日(土)14時51分配信
東日本大震災で大きな被害を受けた福島、宮城、岩手の3県では、不眠症の人の割合が、震災から4か月がたった時点でも震災前の約5倍に達していることが、厚生労働省研究班の調査でわかった。
全国平均でも約2倍だった。京都市で開催中の日本睡眠学会で15日、発表した。
調査は今年7月に面接方式で実施、全国157地点の20歳以上の男女1259人(回収率55・8%)から得た回答を分析した。寝付きが悪い、途中で目覚めるなどの症状を訴え、昼間の行動に支障が出ている人を不眠症と判断した。
不眠症の割合は3県平均で32・0%、全国平均では21・1%で、2年前の調査のそれぞれ4・8倍、1・8倍になった。3県の不眠症はもともと少なく、2年前の調査では全国平均の11・8%に対して6・6%だったが、今回は比率が逆転した。
不眠症の人はよく眠れている人に比べ、うつ病や不安障害を抱える割合も5・9倍と高かった。一方、不眠症の人のうち睡眠薬を服用していたのは3県で13%、全国で16%にとどまり、多くが治療を受けていないこともわかった。
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